灼熱の長良川トライアスロン

chocotans2011-08-07



8月に入ってから涼しい日が続き、ありがたいなと
思っていたのですが、やはりそんなに甘くは
ありませんでした。昨日から急激に暑くなり、
今日も朝から日差しが照りつけ、気温上昇の予感。
そんな折、ごんぞう氏が長良川国際トライアスロン
出場するため、私も朝早くから同行しました。


この大会は唯一毎年出続けている大会で、
今年で3年連続の出場となります。
一回目の一昨年は大雨でデュアスロン
二回目の昨年は灼熱地獄で熱中症寸前、
さて今年はどうなる事でしょうか。


会場に到着したのは昨年よりちょっと遅い
午前8時30分過ぎで、そのため駐車場が
少し遠くなってしまいました。そして昨年同様
汗をかきながら受付のためセンターハウスへ入ると
何と冷房が入っていません。節電のためでしょうが、
これで昨年のように耐えられなくなったら涼みに
入る事が出来なくなってしまいました。幸先悪いな・・。


そしていつもの大会同様、ごんぞう氏はウェットスーツを着て
スタート地点へ。そこでマズい事に気づきました。
いつも大会の時、ごんぞう氏は私に指輪を預けていくのですが、
今日は忘れていたようで、そのままスタートしてしまったのです。
彼は過去指輪を2度失くしていますが、その2回ともが
スポーツクラブのプールで泳いでいた時だったので、
泳ぐ時には指輪を外しておくのは絶対しなくてはならない事だったのに
大変な事になりました。そのためスイムのタイムよりも、私は
彼の薬指に指輪が嵌っているかどうかが気になり、
手ばかり見てしまいました。しかしスイムの時は確認が出来ず、
スイムが終了し、トランジットエリアで目を凝らしたのですが
その時にも確認できませんでした。心配しつつ、バイクの応援のため
私は芝生に張っておいたテントへと移動しました。


そしてテントに置いておいたペットボトルのぬるーいお茶を飲み、
何処で応援しようかと周りを見回した私の目に飛び込んできたのは
見慣れたバイクジャージ! なんと、ロードバイクチームのメンバーが
ごんぞう氏の応援に来てくれたのです。慌ててそちらに向かい、
8人ほどのメンバーの方たちと合流しました。先週の練習会の時に
そんな話が出ていたようなのですが、ごんぞう氏は「まさか、遠いし
暑いし、来てくれないでしょう」と言ってたので、本当に来てくれるとは
思ってなかったらしく、1周目に手を挙げた私に気づいた彼は、そばで
「がんばれー」と声援を送るバイクジャージの人達を見て、嬉しそうな
笑顔を見せました。それからしばらくメンバーの方たちはごんぞう氏の
応援をしてくれ、彼が3周目に入ったところで帰って行かれました。
皆さん、猛烈な暑さの中本当にありがとうございました。


無事にバイクパートを終えたごんぞう氏がトランジットへ帰ってきて、
私の目の前を通過する時、やっと彼の薬指に指輪があるのを
確認できました。ホッとしてテントへいったん戻り、少し休憩して
ランの応援のため、ランコースへと向かいました。
しかしその頃には気温はぐんぐん上昇。テント内は37℃を超えたとの
アナウンスが入り、先にゴールしたジュニアの選手の中には
熱中症なのか、首やら上半身やらに氷の入った袋を乗せられた
選手が担架で運ばれるのを見ました。それでも昨年ほどは酷くなかったのか
私は何とかセンターハウスへ避難する事もなく、ごんぞう氏の応援を
最後までする事が出来ました。そして程なく、もともと黒かったのに
さらに輪をかけて真っ黒に日焼けした彼がゴールしました。
そして用意されたバケツに入った水をひしゃくで何度も頭から
かぶり、紙コップの水を3杯ほどがぶ飲みしていました。
感想を聞くと、やはり暑さでやられたと。指輪は何度も取れそうになり、
意識して指をくっつけて取れないように泳いでいたそうです。


そんなこんなで今年は1レースしかなかったオリンピックディスタンスの
トライアスロンも終わりました。この大会、暑ささえなければ
申し分ない大会なんですが、きっと来年も出場するんだろうなあ・・。
来年はせめてもう少しだけ涼しい大会になってほしいです。