雨のフルマラソン

スタート時 手を振るゲスト達



ごんぞう氏の帰宅が遅く、2時間ほどしか寝てない状態で
ラソン会場へ出発しなければならず、彼の疲労
心配だったので、行きは私が車を運転していく事に
しました。初めての運転でちょっと怖かったのですが、
日曜日の早朝という事もあり、車は殆どおらず
スムーズに駐車場に到着出来ました。そして車の中で
ごんぞう氏は着替えをし、シャトルバスで会場入り。
が、今回困ったのは荷物の置き場です。これまでは
天気がよかったので屋外にシートを敷いて確保していたのですが
今日は雨予報。出来れば屋内、ダメなら軒下に荷物置き場を
と会場をウロウロしましたが、皆さん考えてることは同じで
既に建物の中、屋外の軒下はシートで場所取りがしてあります。
仕方なく出入り口のすぐ傍の隙間にシートを畳んで敷き、
その上に着替えを入れたバッグを置きました。
今回は場所取りに時間がかかってしまったので、楽しみにしていた
開会式での高口さん、金コーチ、高橋尚子さんらのお話を
聞く事が出来ず、残念でした。


そんなこんなでごんぞう氏のフルマラソンのスタート時刻が迫り、
私達はスタート位置へ移動しました。その頃には空は真っ暗、
今にも降りだしそうな天気でしたが、「今まで降らなかったんだから
何とかもってくれないかな・・」なんて空を見上げ祈ってました。
しかし・・スタートの号砲が鳴り、ランナーの皆さんが続々と
走り出すと同時にポツポツと雨が・・。そして荷物置き場に戻る頃には
小雨が本降りに。「うわー。予報より降り出しが早いよ・・最悪」
この時点で心が折れ、応援バスの集合時間に遅れてしまいました。
それがこの後の明暗を分けるとは、この時点では気づいてはいませんでした。


「ま、整理券があるんだから、乗れない事は絶対ないし」と
のんびりとバス乗り場へ向かうと、何と1号車、2号車は既に出発。
3号車も満席なので仕方なく最終の4号車に乗り込みました。
その事が祟ったのか、バスが応援ポイントに到着したのは10時46分。
事前に調べたごんぞう氏の10キロ通過タイムから鑑みても、
通過に間に合うかどうか際どい時間です。私はバスから飛び降り、
一目散に応援ポイントへ駆けつけました。しかし・・待てど暮らせど
ごんぞう氏は現れません。「いくらなんでももう通過しないとおかしい」
という時間になり、私は携帯を取り出しました。情報更新すると
20キロの地点をごんぞう氏は10時45分に通過していました。
バスに乗り遅れたせいで間に合わなかったのです・・。
すっかり意気消沈して道の駅でトイレを済ませ、お土産を見る気も
無かったのですが、外は大雨で寒かったので売店内をふらふらして
帰りのバスに出発10分前に乗り込みました。


皮肉な事に、行きは1時間近く掛ったのに、帰りは30分も掛らず
会場に到着しました。バスを降り、雨の降り続く中、荷物置き場に一旦
戻りましたが、軒下のためか人が大勢佇んでいて居場所がなく、
仕方なくゆっくりゴール会場へ向かいました。ゴール会場への道では、
完走タオルを肩からかけ、震えながらメイン会場へ向かう一足先に
ゴールした大勢のハーフマラソンの選手たちとすれ違いました。
ゴール会場に着いたのは1時35分。30キロ通過までのタイムで行くと、
ごんぞう氏はそろそろ40キロ地点のはずです。しかし、これまで
過去2回は30キロ通過から40キロまでの10キロで大幅失速、
となっていたので、「まさか今回も・・?」と不安に思い始めた時、
ごんぞう氏が40キロ地点を通過した事を携帯から知りました。
タイムも落ちていません。これは・・ついに夢のサブ4か?と、
私は一気に色めき立ちました。そしてゴール地点にごんぞう氏が
現れました。反射的に時計を見ると1時52分。やりました!
3度目にして夢のサブ4達成です! 選手しか入れないエリアから
出てきたごんぞう氏は、両足を押さえてとても辛そうな顔でした。
腿と爪が痛いそうで・・。でしょうね。42キロ、あの雨の中
走りぬいたんですから。それからすぐに荷物置き場に移動し、彼は
全身ずぶ濡れになってしまった服を着替え、バスで駐車場へ向かい、
帰りはごんぞう氏の運転で帰宅しました。


とにもかくにも今日は雨、雨にたたられた一日でした。
それでもそんな悪天候の中で4時間切りを達成できたごんぞう氏
本当に良かったです。