ある夜の恐怖体験


夜、いつものようにごんぞう氏からの帰るコールならぬ
帰るメールが届いたので夕食の支度をしていると、
チョコのケージの方向から何やら怪しげな物音が。
キッチンに立ちながら、どうせチョコが餌箱をガタガタ
やっているんだろうと気にもとめなかったのですが、あまりに
頻繁なので「こら、チョコ。ご飯はあげたでしょう」と
言いながらケージを見ると…チョコはケージの真ん中辺りで
丸まってジッとしています。目は見開かれて何かに怯えている様子。
あれ? チョコが音を立ててた訳じゃなかったのか…って事は…
と、首を傾げてるとまた物音が。どうもチョコのケージの後ろの
窓の外から聞こえてきてるようです。「…まさか…誰かが
窓の外にいるとか…?」私もチョコ同様固まってしまいました。
ごんぞう氏が帰宅するまでにはまだ時間があるし、どうしようと
思ってるとまた音がしました。もう怖がってる場合じゃありません。
恐る恐るカーテンを開けて覗いてみると…人が網戸にへばりついて
いるなんて事もなく、誰もいません。「???」と、さらに
暗闇の中を覗き込んでいると、ふいに頭上から怪しい音が!
ハッと見上げると、何と外開きの窓の桟の上に何者かが乗っているでは
ないですか! 何の考えもなく「こら〜〜!」と叫んでしまってました。
するとそれは窓から飛び降りました。カーテンの隙間から漏れる光に
浮かび上がったそれの正体は、長い尻尾を持つ大きなトラネコでした。
どうも東側のフェンスに乗ってから窓の桟に飛び移ったようです。
窓が開いていたので、チョコやティーの匂いが外まで漂っていて
ネコはあんなところから家に侵入しようとしてたのでしょうか…
間もなく帰宅したごんぞう氏にこの事を話すと、ネコが嫌いな彼は
さっそく「木酢液」を撒いておりました。証拠はないのですが、
この前庭の土にウ○チをしていったのもあのネコではないかと…
うーん、彼(彼女かも)にとってはこの辺は縄張りなのでしょうか。
それにしても、カーテンのすぐ向こうから物音が聞こえてくるのって
本当に怖いですね。カーテンを開ける時の心臓の音といったら…。


昨日到着したナーゴ6の猫たちを眺めてると癒されるのに
実物のネコには結構悩まされてるという皮肉な現実。トホホ。