無人販売所


昨日とはうってかわって今日は久し振りの秋晴れです。
こんないいお天気なので、両親と一緒にお隣の県にある
「お千代保稲荷」へ出かけてきました。といっても、
両親のお目当ては参道に並ぶ八百屋さんや漬物屋さんで
買い物をする事でした。スーパーで買うよりは遥かに安い
野菜が手に入るので、2人でよく出かけていたようですが
今日は初めて私もお供したわけです。そこで私も美味しい
沢庵を買い、両親はごっそりと色んな物を買い、
帰り道で父の好物の柿の無人販売所を発見しました。
スーパーなどではこれの倍以上の値段はしてるだろうと
思われる大きな柿がネットにいっぱい入っていて、
そばには手作りの木の看板に「一袋 300円」の文字が。
そして鉄柱に括りつけられた鰹節削りか何かの空き缶が
どうも料金入れのようです。覗いてみると、100円玉
500円玉も入っていました。しかし、何という無用心…。
勿論父はちゃんと600円入れて2袋持っていきましたが、
世の中には悪い人もいて、お金を入れずに柿を持っていって
しまう人もいるかもしれないし、もっと悪い人はお金を
持っていってしまうかもしれません。…いや、人家も
まばらで長閑な所なので、きっと人々の心も美しいのでしょうね。
父の話では、毎年あの場所で柿を売っているとの事なので、
そんな心の卑しい人の被害には遭っていないのだと思いました。
そして、人の良心を信じるこの様な無人販売所がいつまでも
ある世の中であってほしいものだと心から思ったのでした…。