世界遺産・姫路城へ

姫路城 天守閣



朝、目覚めてみると昨日とは打って変わって青空が
広がっています。バイキングの朝食を済ませて
朝風呂に入りました。この旅館では朝夕でお風呂の
男女入れ替えをしているので、昨夜とは違った趣の
お風呂を楽しむ事が出来ました。しかし、せっかくこんなに
いいお天気なんですから、そのまま帰宅するにはあまりにも
もったいないと思い、ガイドブックを眺めて行き先を
決めました。「世界遺産の姫路城を見に行こう!」
…しかし、ここから姫路は遠く、今日中に家に帰れるかなと
心配だったのですが、高速を使えば大丈夫との事なので
急遽姫路行きが決定しました。個人旅行はこんな風に当日に
なってから行き先が決められる点がいいですよね。


ごんぞう氏の言ったとおり、高速を使ったら思ったよりも
姫路は近く、お昼には姫路市内に入る事が出来ました。
そして…テレビや写真ではさんざん見てきた姫路城ですが、
この目で実際に見た感想は…「高い!」でした。
町のどこからでも見えるのではないかと思えるほど高く
そびえ立っていて、しかも敷地が広い! 一番近い駐車場に
車を停めたのですが、そこからでも10分以上歩かないと
お城にたどり着く事が出来ませんでした。そして入場券を購入して
いざ場内へ。お城の中は何とも古い、歴史を感じさせられる匂いが
充満していて、400年の間よくぞこれだけのものが残ったなあと
感心させられる立派な構造があちこちに見られました。
天守閣は6階にあたり、それまでは狭くてものすごく急な階段を
何度も上らなければならず、見学に来ていたお年を召した方々は
とても難儀な様子でした。そんな大変な思いをして登った天守閣からの
眺めは素晴らしく、この日はあいにくモヤってしまって見えなかったのですが
空気が澄んだ日には瀬戸内海が見えるのだそうです。
景色を眺めながら、昔の城主の殿様やお姫様がこうしてこの窓から
景色を見ていた事があったんだろうなあと歴史のロマンを感じて
感慨無量になったのでした。しかし…歴史的建造物に興味の無い
ごんぞう氏は退屈そうでしたが(笑)。


姫路城見物を終え、帰宅の徒についたのですが、ごんぞう氏の希望で
明石へ寄って有名な「明石焼き」を食べました。
しかし、本場では明石焼きとは言わず「玉子焼」と呼んでいるらしいです。
ガイドブックに載っていた明石駅のそばのお店は、平日の午後4時という
中途半端な時間にもかかわらず混んでいて、私達が席についてしばらく
後には満席になってしまいました。出てきた玉子焼は、ふわふわのたこ焼き
とでも言いましょうか、ダシに付けて食べるのですがなかなかのお味で、
普通のたこ焼きよりも美味しかったです。


帰り道ではナビ任せにしていて高い高速料金を払う羽目に陥り
ちょっと車内に険悪なムードが漂ったりもしたのですが(笑)
なんとか事故もなく無事に家に帰り着く事が出来ました。
惜しまれるのは1日目のお天気が悪かった事…くらいです。
これから当分は仕事が忙しくて休みは取れないそうなので、
しばらく旅行は行けそうもありませんが、今度行くなら
サイパンでウィンドサーフィンするんだとごんぞう氏は言ってますが
その前に先立つ物が無ければ…なんですよね(笑)。