祖母の記憶


今日3月27日は、私の祖母の命日であります。
父方の祖父母と母方の祖父は私が生まれる前に他界し、
母方の祖母だけが私の記憶にあるたった一人の
「おばあちゃん」と呼べた人でした。
と言っても、私が小学校へ入学する年に祖母は
他界してしまったので、その記憶は曖昧です。
もうすでに私が生まれた頃には寝たきりで、
母に連れられて母の実家へ行くと、祖母はいつもベッドで
横になったまま「よく来た、よく来た」と私の手を
しわしわの骨ばった手で撫でてくれていました。
母の話では、行く度に「今度はいつ来てくれるのかな」
と、祖母は私に会うのを心待ちにしていたそうです。
そんな祖母に私は少しでも喜んでもらえるような言葉を
かけてあげられたのでしょうか…。
あまりに早く逝ってしまった私の4人の祖父母たち。
もっともっといろいろ話がしたかったです…。