大四日市まつり

四日市祭りの大入道



昨日と今日の2日間、お隣りの四日市市では
タイトルのお祭りが開催されており、メインとなる今日、
ごんぞう氏と久し振りにでかけてみました。
何台ものからくり山車が町を練り歩くお祭りで、
今年は昨年修理のために出られなかった写真の
「大入道」の山車が2年ぶりに登場するとあって
かなりの人出で賑わっていました。
この大入道、何でも江戸時代にかなり有名な人形師が
作ったそうで、大きさはからくり人形では日本一とか。
内部では8人の人が入り、首を伸ばしたり、舌を出したり
目や眉毛や腕を動かしているそうです。
しかし・・この着物といい、この表情といい、ちょっと・・
というか、かなり不気味です。小さい子供さんの中には
怖がって泣いている子もいたりして、何だか異様な光景でした。
どうしてこんな気味の悪い人形を作ったかを知りたくて
家に帰ってからネットでいろいろ調べてみました。


昔、大入道に化けて人をたぶらかす狸がいたそうで、
その狸を懲らしめるために大入道の人形を作ったところ、
狸もその人形よりももっと大きな大入道に化けたので
人も負けじとそれよりも大きな人形を作ったところ、
やっと狸が退散したという伝説があるそうなのです。
怖い、気味悪いだけではなく、ちゃんとした歴史があったのですね。
ただ何となく参加していたお祭りも、色々と調べてから
出かけた方が楽しめるのかもしれませんね。