荒れたカナダGP


今朝、録画しておいたF1カナダグランプリを見ました。
このグランプリが行われたサーキットは、ごんぞう氏が
尊敬してやまない故・ジル ヴィルヌーブ氏の名がついた
サーキットです。なのできっと今回のレースはごんぞう氏も
興味を持って見てくれると思ったのですが、見事に今回も
彼は2度寝したままでした・・。


スタート直後で応援していたホンダのバトン選手が
いきなりリタイヤしてしまい、がっくりしていたのですが
レースは荒れた展開で、何と22台中完走したのはたったの10台。
有力選手のマッサ、フィジケラ両選手が失格、マシントラブルも
頻発し、中でも一番気がかりだったのは、大クラッシュを演じた
クビサ選手です。あんなに酷いぶつかり方をして、きっと
大変な事になっているに違いない・・と、安否が気遣われたのですが、
途中で情報が入り、病院に搬送されたが命に別状は無いとの事。
しかも後から知ったのですが、彼はほとんど無傷で次の日には
退院できる見通しだというのです。うーん、まさに奇跡ですね。
でも無事でよかったです。そしてそんな大波乱のレースで優勝したのは
ルーキーのハミルトン選手でした。彼は全く危なげない走りを
最初から最後まで通し、見事初優勝を果たしました。・・凄いですね。
もしかしたら、誰も為し得なかった快挙、デビューイヤーに
ワールドチャンピオンになる・・のも夢じゃないような気がしてきました。
これからも彼からは目が離せそうにありません。


そしてそして、忘れちゃならないのが、我らが佐藤琢磨選手。
この波乱の中、なんとなんと見事に6位入賞を果たしました。
残り僅かの周回の中でのアロンソ選手を鮮やかにかわすシーンが
目に焼きついて離れません。本当に素晴らしい。生中継のせいか、
レース終了後はハミルトン選手ばかりが映され、琢磨選手の
喜びの声が聞けなかったのが残念だったのですが、きっと
ピットでは大騒ぎだった事でしょう。これからもこの調子で
どんどん上位に食い込んでくれる事を期待したいものです。
・・しかし、元気のいいスーパーアグリとは対照的に元気がないのが
ホンダです。どうしちゃったのでしょう・・。やはりどう考えても
あのアースカラーのマシンが呪われているとしか・・
次回こそは挽回してくれる事を祈りたいです。