悲しいお知らせ

生前のチョコ



先週の水曜日、8月15日の午前7時過ぎに
我が家の一員だったウサギのチョコは
4年と11ヶ月の短い生涯を終えました。
いつかはこの日が訪れる事はわかっていましたが
早すぎた別れに悲しみが尽きません・・。


歯の処置をしてもらった12日の日曜日は
帰宅してから比較的元気で、ペレットは
食べなかったものの、レタス、キャベツ、エン麦、
パパイヤはよく食べてました。しかし月、火と
だんだん食べなくなり、それでも最初はいつものように
歯の処置によるストレスで食べないんだろうと
思っておりました。が、火曜日の夜、あまりにも
食べないのと、お腹を下につけて伸びた格好ばかり
しているのが気になり、病院(歯の処置をしてもらった
行きつけの病院は運悪くお盆休みでしたので、ティーの脚を
診てもらった病院)へ連れて行きました。先生の診断では、
腸にガスが溜まっているとの事で、それでも命にかかわるような
緊急性は無い様でした。注射を一本打ってもらい、
「これでガスが抜けて食べられるようになるといいんですが・・」
と、今日のところはこれで様子を見るようにと言われ、
ホッとして帰宅しました。帰ってからチョコは、朝は食べなかった
レタスを食べ、牧草もポリポリとかじっていたので、きっと
薬が効いてきたのだろうと思い、安心してその夜は眠りに就きました。


15日早朝、いつものように目覚めて真っ先にチョコの様子を見ると、
もうチョコは瀕死の状態でした。蹲っているものの、頭を上げる事が
出来ない様子で、ゴツン、ゴツンと床に鼻面をぶつけていました。
蹲っている姿勢を保つ事すら苦しそうに見えた私は、チョコに声を掛けながら
そっと身体を横たえてやりました。いつもなら身体に触れられると
ビクッと反応するのに、もうそんな元気も残っていなかったのか
チョコはされるがままになり、横たわった姿勢でゆっくりと息をしていました。
しばらくそのまま様子を見ていたのですが、もういてもたってもいられなくなり
ごんぞう氏と2人でぐったりしたチョコをキャリーケースに移し、昨夜の病院
(命に関わる急患に限り、時間外でも診てくれるので)へ連れて行こうと
車を走らせて5分もしないうちに、チョコは静かに息を引き取りました。
断末魔の痙攣も、死に際の大暴れもなく、悲鳴を上げる事もない
本当に静かな最期でした。


ごんぞう氏はひとまず会社へ行き、私は電話帳で動物霊園を探し、
電話で立会い火葬の予約をしました。それからショッピングセンターで
お棺に入れてやるための花を買い、仕事を切り上げて帰ってきてくれた
ごんぞう氏と二人でチョコを動物霊園へ連れて行きました。
そこでチョコは新品の綺麗なタオルを敷いた台に乗せられ、お花や、レタス、
キャベツ、エン麦、パパイヤといった好物、そして日曜日にもらったばかりの
膿瘍のお薬と一緒に、煙となって天へ昇って行きました・・。
その時、霊園のスタッフの人がチョコの前脚に可愛い数珠を持たせてくれ、
ごんぞう氏が最後に火のついたお線香を一本、台に乗せました
(それで私は電話した時「数珠と線香はこちらで用意していますので」と
言われた意味がやっとわかったのでした)。そして一時間ほど待った後、
金属製のバットに乗せられたチョコのお骨を2人で拾い、小さな骨壷に
収め、私はお骨になってしまったチョコを胸に抱き、家に帰りました・・。


今となっては結果的には何がチョコの命を奪う引き金に
なったのかわかりませんが、尿路結石を患ってからはありとあらゆる
病気と闘ってきたチョコ。もう苦しむ事はなく、3年前に逝ってしまった
インコのココアと虹の橋で再会し、私達を待っている事でしょう・・。


チョコと過ごした楽しい日々を私は決して忘れません。
チョコ、今まで本当にありがとう・・。