思った以上の感動・・・


今日はごんぞう氏にとっては待ちに待った、私にとっては
そんなに・・のサイモン&ガーファンクルのライブの日です。
ごんぞう氏はライブのため今日は会社を休み、いつもなら電車で
行く所なのですが、今日は2人で行くとあって、車で
名古屋のごんぞう氏のご実家に行き、車を止めさせて貰って
地下鉄で名古屋ドームへと向かいました。


ナゴヤドームに着いたのは4時ちょっと過ぎで、
余りに早く着き過ぎたので、隣接するショッピングモールで
時間を潰したりして5時半に会場に入りました。
ぐるっと見回すと、一番上の5階席(たぶん)に人がいません。
やはりいつものB’Zの時よりは客席が少なくしてあるようです。


そして出演者の年齢(お2人とも67歳だそうで・・)のせいか
観客の年齢も高めのようで・・。20代と思しき若い人も少しは
いましたが、殆どが白髪まじりの中年以降の方々ばかり。そして
夫婦なのか恋人なのかは分かりませんが、男女2人で観に来ている人が
異様に多い気がしました。そんな中、開始時間より10分ほど遅れて
ライブはスタートしたのでした。


ライブ時間は2時間10分くらいで、私の知っている曲は5曲ほどしか
無かったのですが、2度目のアンコールの時には、他のお客さんと一緒に
立ち上がって手拍子を打っている自分がいました。美しいハーモニー、
そして音響が悪いナゴヤドームにしては音割れのしない演奏、お2人の
楽しいパフォーマンスにすっかり魅せられてしまっていたのです。
最後の曲が終わっても拍手は鳴り止まず、お2人は何度も手を振って
答えていました。MCが英語だったので何を言っているのかが
分からなかったのが悔やまれますが、先月急逝したマイケル・ジャクソン氏への
追悼の曲も演奏されたようです。とにもかくにも、実際観るまでは
何といっても「代理」なんだし、そんなに期待してはいなかったのですが、
素晴らしいコンサートでした。最初のアンコールからアリーナ席は
総立ちで、私も立ち上がりたかったのですが、私達スタンド席の人たちは
誰も立たなかったので立つ事が出来ませんでした。が、最後の曲
「セシリア」の時、ついに周りの人たちが立ち上がり始め、私も
すかさず立ち上がりました。するとこれまで座っていた人たちがバラバラと
立ち、全席が総立ちとなりました。いつも行っているB’Zのライブでは
1曲目から総立ちが当たり前で、「ライブは立って観るもの」と
思っていた私には今回の座る時間が99パーセントというライブは異色でした。
それでも最後に会場中総立ちとなった時の感動は・・言葉に出来ません。


・・と、いい事ばかりを書きましたが、残念だった事もありました。
まず、ライブの最中にやたらと中座する人たちがいて気が散った事です。
今回スタンド席だったので、観客席全体がよく見渡せたので、余計に
目に入ってしまいましたが、本当にゴソゴソし過ぎです(怒)。
これはごんぞう氏も同感だったようで、「普通はライブの最中にあんなに
席を立つことはありえない」と言っていました。
あと、私達の真後ろの座席にいた人が、ライブの開始時刻が
過ぎているにもかかわらず、食べ物を食べていた事です。何を食べていたのかは
分かりませんが、それが凄くにおいの強いもの(唐揚げやハンバーガ
のような・・)で、こちらにまで臭いが漂ってきて、ライブ直前の高揚した
気分が台無しになってしまいました。そして麺類でも食べているのか
「ズルズル」と派手な音まで・・。さすがにライブが始まったら食べるのは
止めたようですが、蓋を開けたままだったのか、ライブの間中、食べ物の臭いが
微かに漂っていました。オマケにその人、これは後から聞いたのですが、
ごんぞう氏の座席のところまで足を伸ばして座っていたそうで(つまり
物凄く浅く腰掛けて前の座席の下にまで足を出していたという事です)
ごんぞう氏の足にその人の足が当たったそうなのです。怒ったごんぞう氏は
「足が当たったもんで、頭来たんで蹴ってやったら引っ込んだ」と言ってましたが
そんな行儀の悪い座り方をするなんて・・信じられない思いでした。


とまあ、一部のマナーの悪い観客の事はさておき、コンサート自体は
期待していなかったにもかかわらず、とてもよかったので
代理として行く事が決まった時にはため息しか出なかったのですが
行ってみてよかったなと心から思うことが出来たのでした。