予想通りの結末


全くノーミスでの演技を余儀なくされた
浅田真央選手・・対するキム選手は
5点差をもらっての余裕がある中で行われた
女子フィギュア フリープログラム。


一昨日は見るのを止めようと思っていたのに、
なんだかんだで気になって、テレビはつけておきました。
が、キム選手の演技は見ていませんでした。
得点発表の時は、チャンネルを換えましたし。
浅田選手の演技だけを見ようと思ったのです。
しかし、もういいだろうとチャンネルを戻すと、
ちょうど点数が発表された所で、思ったとおりまたしても
世界最高得点・・を見てしまいました。


この状況で浅田選手の演技・・もう正直真央ちゃん
(あえてこう書きます)が可哀想で可哀想で・・
なのに冒頭のトリプルアクセルを見事に決め、
続いてのコンビネーションも完璧! 彼女の精神力に
感心しつつ、見入ってしまいました。途中、残念な事に
少しミスが出てしまいましたが、全体的には素晴らしい
演技だったと思います。得点もキム選手には及びませんでしたが、
かなりの高得点でしたし。が、演技後のインタビューで
最初は普通に話していたのに、真央ちゃんは泣き出してしまいました。
あんな素晴らしい演技をしたのに、納得いかなかったのでしょうね。
織田選手の時と同じく、私まで悲しい気持ちになってしまいました。
ショートプログラムの時のような、満面の笑顔が見たかったのに。


結局、真央ちゃんは銀メダルを獲得しました。
十分胸を張ってもいい結果なのに、表彰式でも彼女は
必死に涙をこらえているように見えました。
せつないです・・表彰台の一番高い所に立ち、
高々と金メダルを掲げて微笑む真央ちゃんが見たかった・・
こうなってくると不思議なもので、以前真央ちゃんと互角で
戦っていた頃のキム選手には好意を持っていて、「2人とも
頑張ってほしい」と思っていたのに、こうなってみると
おかしいのは採点方式であり、キム選手自身に罪は無いと
わかっていても「坊主憎けりゃ袈裟まで憎し」てな感じで、
彼女の笑顔まで憎たらしく見えてきてしまいました。


しかしこの採点方式のままだと、どんなに完璧な演技をしても
キム選手もノーミスなら、真央ちゃんは永遠に勝てません。
どうにかならないものなのでしょうか・・。
でも、確かに金メダル、世界最高得点は「記録に残る」かも
しれませんが、世界初、オリンピックで3回のトリプルアクセル
決めた事は人々の「記憶に残る」のではないでしょうか。
どうか真央ちゃんには涙を拭いて、胸を張って帰国して欲しいです。