鈴鹿市エコサイクリング


昨年秋にもあったこのイベントが今年も
行われるとの事で、ごんぞう氏はもちろん
今回は「いつもの練習会と違って一般の人も
参加するからサイクリングペースで楽だよ」
と、ごんぞう氏の甘い言葉にその気になり、
私も参加する事にしました。本来ならば
このイベント、芋掘りとお昼御飯がついているので
参加費が要るのですが、私達バイクチームのメンバーは
参加者の引率と自転車の点検という「役割」があるので、
参加費無料のオープン参加という事になっています。


さて、会場の公園に着くと(ここまで来るのに
私は結構疲れてしまいました)、他のメンバーの人たちも
沢山来ていて地図を見ながらコースの確認などしていました。
そして開会式の後、いよいよ出発です。コースは55キロの
「健脚コース」、38キロの「サイクリングコース」
18キロの「ファミリーコース」の3つで、
私は最初はサイクリングコースへ参加するつもりでいました。
しかしごんぞう氏や元会長さんが「55キロでもゆっくり行くから
大丈夫」などとおだてるので、私も調子に乗って健脚コースへ
参加する事にしました。


ところが・・いざスタートとなって驚きました。
健脚コースの参加者は殆どが我がバイクチームのメンバーで、
一般の参加者はほんの2、3人しかいません。
しかも本当に健脚そうな若い男性ばかりで、女性は私だけ。
これを見た瞬間、「え〜! このメンバーの中で走るの?
無理無理無理無理! 絶対無理!」と、ごんぞう氏に不平を漏らすと
「大丈夫だって。練習会の時ほどは速く走らないから」
その言葉に騙され、最後尾から私もスタートしましたが・・
本当にあっという間に引き離され、必死になって漕ぎましたが、
距離は開くばかり。とてもじゃないけどついて行けません。


「もう〜! やっぱり滅茶苦茶速いじゃん! 私なんかが
ついて行けるレベルじゃないよ」ブーブー言う私に耐えかねた
ごんぞう氏、「サイクリングコースに変更しようか」
う! 格好つけて健脚コースでスタートしときながら
今更コース変更なんて・・恥ずかしい・・。しかし、背に腹は
替えられません。仕方なく2人で道の端っこで止まって後ろから来る
サイクリングコースの人達を待っていると、各コースに1台づつ付く
オートバイのスタッフさんが「どうしました?」と、声を掛けて
きました。「あ、後ろのコースで行きますんで」・・ああ・・恥。


そして程なくして後ろから来たサイクリングコースの参加者達と合流。
このコースの参加者には女性はもちろん、小さな子供もいたので
一安心です。そしてその後は私にはちょうどいいペース(ごんぞう氏には
もちろん遅すぎです)で、サイクリングを楽しむ事が出来ました。
しかし途中、信号待ちをしようとして車道と歩道のほんの数センチの
段差にタイヤを取られ、転倒・・。ちょっと膝を打った程度で
何処も痛くなかったのですぐに立ち上がったのですが、
後ろから来た一般参加の女性の方に「大丈夫ですか?」と、
声を掛けてもらう始末・・。私は仮にも一般の参加者の方々の
先導の役目を担っているのに・・何という体たらくでしょう。


そんなこんなで終盤、私達には芋掘りもお昼御飯も付かないので
他の参加者の人たちとは途中でお別れとなりました。
帰り道でもごんぞう氏に「一番長いコースでもゆっくりペースで
走るって言ってたのに・・嘘つき」と文句たらたらの私に
「去年の秋の時はもっとゆっくりだったもん。ママチャリで
参加してる人もいたし」・・今回に限ってって事でしょうか。
しかしロードバイクに乗り始めて結構経つのに、未だにちっとも
速く走れない私って・・やっぱり向いてないのでしょうか・・。