初詣へ

多度大社の神馬 錦山号



どうもごんぞう氏はこっそりこのブログを読んでいるらしく
休みに入ってからはコタツでゴロゴロしてばかりいたのに
今日は珍しく自分から「今日初詣に行く?」と
声をかけてきました。「?」とその時は思ったのですが、
後から考えると昨日のブログを読んだからだなと納得しました。
フフ、だったらこれからは「○○が欲しいと思っています」とか
さりげなーくブログに書いたら察してくれるかもしれませんね。


さて、そんな訳で三が日に行けなかった初詣に行ってきました。
行き先は毎年恒例の名古屋の熱田神宮ではなく、
地元三重県内の多度大社です。この神社、毎年5月の4日と5日に
「上げ馬神事」なる勇壮なお祭りが執り行われる事で有名で、
小さな神社ながら知名度は高いと(地元民としては)思っております。
三重県の神社は、伊勢神宮でもそうなのですが、神社には「神馬」
と呼ばれる白い馬が飼われています。多度大社にももちろんいて、
(名前は「錦山号」だそうです)神馬舎と呼ばれる小屋の中から首を出して
「一皿100円」の人参を参拝客にねだる姿が人気を集めていました。
でもこの神馬の錦山号、元は競走馬だったらしく、旧名は横文字で
なんだか妙な違和感を感じてしまったのでした…。


そして昨年一年私達を守って下さったお守りを返納し、
お参りも済ませ、新しいお守りを受けて、毎年恒例のおみくじを
引いてみました。結果…私もごんぞう氏も同じ「小吉」でした…。
ま、凶よりはマシだと思いますが、小吉って微妙ですよね。
ここ多度大社ではおみくじを引いた人にはスピードくじが引けるという
粋なオマケがついていて、私はペットボトルのお茶、ごんぞう氏は
お菓子の小袋をもらいました。空クジなしってのも親切だと思います。


帰りに寄ったスーパーで、三が日に食べられなかった「すき焼き」を
今夜は食べようと、いつも買う安ーい牛肉とは違う「霜降り」の
牛肉(ただし切り落とし)を買いました。で、気になったのはパックに
貼ってあった「個体識別番号」のシールです。ご丁寧にウェブサイトの
アドレスまで載っていたので、何が分かるんだろうとパソコンで
検索し、番号を入力してみると…出てきたのはそのお肉(牛)の
詳しい情報でした。そのデータによると、私達がすき焼きに使ったお肉は
黒毛和種の雄(去勢)で、生年月日と屠畜された日(肉になった日)は
もちろん、どこの牧場で育ったかも詳しく掲載されていました。
それを見て、今まではパックに入ったただのお肉としてしか見てなかった
牛肉が、まぎれもない1頭の牛であった事を生々しく認識して、
「美味しくいただくから、成仏しておくれ…」と、鍋の中で煮える
お肉に思わず手を合わせてしまったのでした…。