小鳥専門病院


今朝、私はついに決心しました。このままだと
きっとティーは治らない。それにティーの脚の状態が
どうなっているのかが全く分からないし、これから
どうしたら少しでも脚がよくなるのかも分からない。
こんな事ばかりを考えて悶々としているよりは、
ティーの為に出来る事をしてやらねばならない・・。
そこで前々から存在は知っていた「鳥専門病院」へ
ティーを連れて行く事にしたのです。
病院の名前は カルミア小鳥の病院 です。


この病院、名古屋にあるのですが、地図で調べても
かなり遠く、ごんぞう氏曰く「高速使って、空いてても
2時間はかかるんじゃない?」との事。
それでも私はここへ行けばティーの脚が治るかもしれない
との希望にすがり、高速とナビを駆使して出かけました。


そして・・物凄く急いで運転したせいか、はたまた
高速が空いていたお陰か、なんと一時間ちょっとで到着。
ティーは布を被せた鳥かごのなかで終始大人しくしててくれました。


診て下さったのは優しい女の先生で、ティーの身体を触っただけで
ティーの脚の状態を見抜きました。診断結果は「大腿骨の骨折」
でした。鳥の大腿骨、つまり太ももに当る骨は、位置的には
胴体の横、翼の下にあり、今まで診てもらった病院では、出ている部分
鳥にとっては足首から先の部分しか診てくれていませんでした。
骨折した場所が場所なので、副木などの手当ては出来ず、
とにかく今一番大切な事は、安静にする事だそうです。
鳥かごから止まり木は一本だけにして、それも下の方につけ、
なるべく脚を使わないように生活させる事。人を見ると出せ出せと
暴れるなら、人のいない部屋で過ごさせて下さい・・など
とても為になるアドバイスがいただけました。


帰宅してから先生の指示通り、鳥かごを改造しました。
まず、止まり木は下から2センチ程の位置に移動し、
餌はふちの低い入れ物に移しました。金網によじ登らないように
糞きりの網を鳥かごの低い位置に取り付け、ティーを移して
様子を見ました。部屋もリビングから2階の南側の使っていない
部屋へ鳥かごごと移動しました。ドアの隙間から様子を伺うと
ティーは糞きりの網にくちばしと左脚をかけ、まるで「うんてい」
のようにぶら下がっています。これはいけないと慌てて
ホームセンターへ行き、切り売りの透明のテーブルクロスを50センチ
買ってきました。そして鳥かごの内側に貼りつけ、絶対に
ティーがよじ登れないようにしました。この状態でしばらくは
様子を見るしかないようです。


それでも、ティーの脚の状態がはっきり分かり、これからどう過ごさせるのが
一番いいのか聞く事が出来たので、ちょっと遠くて大変だったけど、
専門病院へ行ってみて本当によかったなと思ったのでした。