鈴鹿シティマラソン

ゴール地点のゲート



天候が心配だった鈴鹿シティマラソン当日の今日は、
清清しく晴れ渡り、雨の心配は全く無かったのですが
風が強く、とても寒い日となりました。


そして・・今回、出発時間が遅かったため、
とんでもない事になってしまったのです。


受付が8時45分からで、スタートが9時30分なので
7時半に出れば楽勝だろうと踏んでいたのですが・・
サーキットまであと2キロ弱の地点で、渋滞により車が
全く動かなくなってしまったのです。それでも最初の頃は
「駐車場入り口付近だけ混んでるんでしょ」と、余裕の
表情だったのですが・・
1メートルも動かなくなって30分程が経過し、時刻はすでに
8時半になろうとしている時、前の車の運転席から男の人が
降りてきました。その人はどう見ても私達と同じく、マラソン
参加者のようで、スポーツバッグを車から出して歩道を
歩き出しました。車では助手席に乗っていた奥さんと思われる女性が
運転席に移りました。このままでは間に合わないとふんで
ご主人だけが徒歩で会場へ向かう事にしたのでしょう。


その光景を見る前からごんぞう氏に「ここからだったら
歩けない距離じゃないから歩いていった方がいいんじゃない?」と
打診していたのですが、風邪が治っていない寒がりのごんぞう氏は
「もう少ししたら動くだろう」と、車から降りようとしません。
が、前後の車から続々と降りて歩く人が出てくるのを見て、
ついにごんぞう氏も「運転代わってくれる?」と、マラソン用の靴に
履き替え、運転席から降りました。私は運転席に移動し、早足で
会場に向かうごんぞう氏を見送りました。それからたったの
100メートル程を移動するのに30分近くをかけ、ナビからは
「そろそろ2時間になります。休憩しませんか?」なんて気遣いの声を聞き、
やっとの思いで駐車場にたどり着いたのが9時45分・・。
あのままごんぞう氏が運転していたら絶対に間に合いませんでした。
ちなみにごんぞう氏からは9時15分に「準備完了。これから
スタート地点へ向かいます」とのメールが携帯に届き、
無事にスタートの時間に間に合った事を知り、ホッとしたのでした。


誘導されるまま、駐車場に車を止め、コースが見渡せる
グランドスタンドに着いたのが9時50分。スタートから
20分が過ぎていました。寒さに震えながら、途中のコンビニで
ごんぞう氏が買ってくれた使い捨てカイロを握り締めながら
コースを見ると、何という偶然か、丁度ごんぞう氏が私の前を
横切っていく所が見えました。とはいえ、遥か彼方なので
心の中で「がんばれ〜」とエールを送り、寒いスタンドで座り続けていました。
そしてごんぞう氏が最終周回に入ったしばらく後に
「ハーフの先頭の選手がまもなくゴールです」とのアナウンスを聞き、
ゆっくりとゴール地点へ移動しました。ゴール地点では
次々と選手達がゴールしています。そして汗びっしょりの
ごんぞう氏がゴールし、風邪が治っていないにも関わらず
彼が無事に完走できた事を嬉しく思ったのでした。


しかし、本当に今回は出発時間で失敗しました。慌てていたせいで
参加賞のTシャツももらい損ねてしまうという失態・・。
ごんぞう氏が体調万全でない状態で、結構いいタイムでゴールできた事が
一番の収穫でしょうが、これからはマラソン大会をなめる事なく
最低でも2時間前、もしくは3時間前には家を出ようと決心したのでした・・。