ミルク危機一髪


12月に入って一週間、今日は穏やかに晴れ
日差しが暖かく感じる日だったので、
インコ達を日光浴させる事にしました。


飼育本などによると、インコは紫外線を浴びるのが
とても大切だそうで、1日30分は日光に、それも
ガラス越しではなく、直射日光に当てるのが
理想的なんだそうです。毎日は無理なので、
せめてこのように天気のいい暖かい日だけでもと
思い、いつもの方法でテラスに鳥かごを出したのですが・・
これが大変な事になるとはこの時は夢にも思ってませんでした。


テラスといっても直に下に置いたのでは危ないので、
物干し竿にS字フックを掛け、そこに鳥かごを2つぶら下げて
いつも日光浴させていました。これまでに幾度となく
この方法で行っていて、何の問題もなかったので。
しかし・・鳥かごを吊るして15分ほど経った頃でしょうか、
突然「ガシャーン」という音と、鳥が鳥かごの中で羽ばたいて
暴れる音が同時にしました。慌ててガラス越しにデッキの鳥かごを
見ると、手前側に吊るしてあったミルクの鳥かごに何か、黒いものが
くっついているのが見えました。最初私はそれを「洗濯物が
風で飛ばされてくっついたのかな」と思ったのですが、一瞬後には
それが最近我が家の周りをうろついている黒と茶色の縞々の猫が
鳥かごにしがみついているのだと分かりました。
分かった途端に私は「コラー!!!」と叫びながらデッキに
飛び出しました。しがみついていた猫は一瞬にして消え、
後には揺れる鳥かごと、辺りに飛び散った水入れの水、そして
余りの出来事にハアハアしているミルクが残されました。
私は消えた猫には目もくれず、ミルクが無事かどうかを
真っ先に確かめました。幸いどこも怪我はしていないようで、
ただびっくりしてしまっただけのようでした。


それからすぐに鳥かごを2つとも家の中に戻し、
ミルクを観察しましたが、大事には至らなかったようで
本当にホッとしました。しかし・・上からぶら下げておけば
猫の被害は防げると思っていたのは大間違いだったとは・・。
これからどうやって日光浴させたらいいのか・・頭が痛いです。