箱根駅伝 復路


いよいよ今日は箱根駅伝での総合優勝が決まる復路、
今日も朝からテレビに釘付けです。
山下りの6区で東洋大学早稲田大学に抜かれ、
その後もリードを広げられましたが、後半になるにつれ
じわりじわりと差が詰まってきました。10区での
大逆転を私としては期待していたのですが、結局早稲田が
逃げ切り、大会新記録のタイムでの総合優勝となりました。
しかし2位との差はこれも歴代1位となる21秒・・
本当にあと一歩、でしたね。両校とも素晴らしかったです。


そしてもう一つのドラマ、シード権争いで凄い事が起きました。
8位から11位の4人の選手の最後の鍔迫り合い、4人とも
ものすごく頑張っているのでアナウンサーは「全員にシード権を
あげたい気持ちですね」と言っていましたが私も同じ気持ちでした。
それでも勝負の世界は非情です。この中のたった一人がシード落ち
してしまうのです。そしてレースはゴール前、最後の力を振り絞り
4人が一気にスパート・・その中でひときわ速かったのが
国学院大学の寺田選手でした。このまま行けば楽勝で8位・・と
思ったその時、彼は中継車について右折、コースアウトし
アナウンサーの実況も「ああああああ! コースを間違えている〜〜」と
声が裏返ってしまいました。私もですが、誰もが国学院のシード落ちを
予想したでしょう。しかし、寺田選手はすぐさまコースに戻り、
驚異的なスピードで10位の城西大学の選手を抜き返し、
3秒差の10位でゴールに飛び込みました。城西大学の選手には悪いですが
これで国学院がシード落ちしたら余りにも可哀そうだと思っていたので
この2日間のレースの中で一番ドキドキ、ハラハラした瞬間でした。
これがもっと上位、5位、6位争いなどならこれ程注目されなかったでしょうが
10位と11位ではまさに天国と地獄、そのためこのようなドラマティックな
展開となったのでしょうね。とにもかくにも今年も本当に最初から最後まで
目が離せない2日間でした。来年はどんなドラマが待っているのか・・
もうすっかり箱根駅伝はお正月の風物詩となりつつあります。