奇跡は2日続かず

表彰式にて



さぞや疲れているかと思いきや、宮古島ほどの疲れはないと
朝起きたごんぞう氏は言いました。ロングも2度目となると
少しは慣れが出てくるのでしょうか。午前7時過ぎ、
朝食を食べようと会場へ行ったのですが、受付に誰もいなく
しかも中は満員で席がありません。「もう少し後にするか」と
一旦部屋へ戻り、午前8時過ぎ、もう一度行ってみると
先程とは打って変わって空いていました。テーブルについて
何気なく周りを見ると、昨日お世話になったHさんご夫妻が。
ごんぞう氏と2人で近くに行き、ご挨拶しました。
「昨日はどうも、お世話になりました」「いえいえ、こちらこそ
楽しかったです」そこでごんぞう氏が「(たまこが)大変
お世話になったそうで」と、お礼を言ってくれ、和気藹々とした
雰囲気に。ご夫婦は今日一日福江にいて、明日の早朝のフェリーで
長崎へ向かい、明日長崎観光をして一泊して明後日、帰宅されるそうです。
大変感じのいいご夫婦で、通行止めにハマった時は泣きたい気分でしたが、
そのお蔭でこのお2人に逢う事が出来て本当に運が良かったと思います。
心からこのお2人のこの先の人生でのご多幸をお祈りしました。


朝食後は福江文化会館へ向かい、完走証を受けとり、閉会式、
アワードパーティーに出席しました。閉会式では各年代別で
表彰式が行われ、リレー部門で優勝した車いすのスイマー(!)
の方のコメントで、彼が感極まってしまった場面では思わず
私も涙腺が緩くなってしまいました。それと、MCを務めた方も
息子さんが初めて出場して見事完走されたそうで「最高の父の日と
なりました・・」と声を詰まらせていたのを見てウルウル。
どうも歳を重ねると涙腺が弱くなるようですね・・。


パーティーも終わり(この時の食事も決まった量でした)
何処かレンタカーで出かけてみようかと思ったのですが外は
生憎の雨。それでも昨日バイクコースで見た「鬼岳」を
見に行ってみようと向かってみました。この鬼岳、岳とつくから
山なのですが、普通の山のように木が生えているわけではなく
全面が芝生で覆われているなんとも珍しい、そしてガイドブックの
写真で見る限りでは非常に綺麗な山なのです。
ところが行ってみると「どこに芝生の山があるの?」状態。
雨と霧で美しい芝生の山は全く見えなかったのでした・・。


その後はバイクコースをレンタカーで回ったりしたのですが
単調な道での運転のせいか、はたまた昨日の疲れのせいか
「眠くなってきた」とごんぞう氏が言い出したので
邪魔にならない退避スペースを見つけ、車を止めて
しばし仮眠休憩です。強まる雨に煙る外の景色を見ているうちに
私も少しの間転寝していたようです。目を覚ましたごんぞう氏と
ホテルへ帰り、夕食をとって早めに就寝しました。


明日は帰宅日ですが、心配なのが接近中の台風4号です。
まさか飛行機が欠航なんて事になりませんように。