福岡で足止め・・

大瀬崎灯台



福江島での最後の朝、外は相変わらずの雨です。
結局ここへ来て朝起きてみて雨が降っていなかったのは
大会の当日のたった一日だけでした。
今朝の朝食はこれまでのバイキングとは違い、
夕食の時のレストランの個室での提供でした。
朝からかなりのボリュームで結構お腹いっぱいです。


外はまだ雨が降っていますが、ちょっと今日は小雨だし
今日で福江島は最後なので観光地を回ってみる事にしました。
福江島では一番古い「堂崎天主堂」「ルルドの洞窟」
映画のロケ地となった「大瀬崎灯台」などなど周り、
最後にもう一度、昨日見えなかった「鬼岳」へ行ってみましたが
やはり霧で見えず・・。ちょっと残念に思いつつ、
レンタカー会社の人に送ってもらって空港へ。


ところが・・ここでとんでもない事が判明しました。
福岡発セントレア着の午後便がすべて欠航というのです。
何という事に・・と、慌てて係員の人に聞くと、私達が
搭乗を予定している最終便だけがまだ欠航かどうか
わからないらしく、福岡に到着する頃には決まるだろうとの事。
私達は不安な気持ちを抱えたまま、行きと同じように小さな
プロペラ機に乗って福江島を後にしたのでした。


福岡空港に着くと、係員の人が真っ先に「中部空港へ乗り継ぎ予定の
○○様」と呼んで「どうぞこちらへ」と案内してくれました。
ところが・・福岡に着いたというのに、欠航かどうかの最終判断が
まだだというのです。ヤキモキしつつ、ごんぞう氏はパソコンで
福岡市内の今夜泊まれそうなビジネスホテルを探しました。
そして、空港内にアナウンスが。「中部国際空港行最終便は
一時間遅れで出発します」すると近くにいた団体ツアーでの
参加者らしい人たちの間から拍手が沸き起こりました。
しかし私達は喜んでいる場合ではありません。定刻通りに
出発しても最終電車にギリギリ間に合うか・・という時間なのに
一時間も遅れたら完全にアウトです。その前にごんぞう氏がある事に
気付き、係りの人に聞きました。「セントレアからの名鉄って
動いてますか?」「それが・・動いていないそうなんですよ」
これで私達の運命は決まりました。福岡で足止め決定です。


飛行機の便を明日に換えてもらい、ビジネスホテルに予約を入れ、
私たちは重い荷物を引きずって福岡から博多へ移動しました。
これまで色んな所へ、数えきれない程何度も旅行をしてきましたが
飛行機が欠航、もしくは遅滞で日程が一日延びるなんて初めてです。
これまた私にとっては初めて泊まるビジネスホテルの一室で、
私はため息をついたのでした。ごんぞう氏は明日仕事があるのに・・。