19年ぶりの長崎

豪華な卓袱料理



朝、ごんぞう氏はかなり体が辛そうですが、
どうしても今日のチェックアウトまでに
自転車をバラしてバッグに梱包してもらわねば
なりません。何とかその仕事をやり終え、
私達は福江文化会館へ向かいました。が、外は
結構な大雨です。ごんぞう氏と「昨日は降られたけど、
朝スタートの時にこんなに降ってなくてよかったね」
「だよね。朝起きてこんなだったらテンション
だだ下がりだよ」と慰め合いました。


文化会館では、完走証を貰い、現地カメラマンさんが
撮ってくれた写真を買いました。そして閉会式、
アワードパーティーと続き、パーティーでは
ごんぞう氏一人分にもかかわらず、物凄い量の
料理が出され、2人でもお腹いっぱいになりました。
そしてその時にはあんなに降っていた雨はすっかり上がり、
空は青空に。私は来る時は雨傘として使った傘を
帰りは日傘にして戻りました。ホテルで預けてあった
荷物を受け取り、昨日のゴール会場でもある福江港
ターミナルへ向かいました。昨年は帰りも福江から
飛行機で福岡へ行ったのですが、今年は最終日は長崎で
と決めていたので、ジェットフォイルで長崎港へ
行く事になっていました。初めて乗ったジェットフォイル
思っていたよりも大きな船で、乗り心地良かったです。


長崎港からはタクシーで長崎駅へ行き、駅から出ている
ホテルの無料送迎バスでこの日宿泊するホテルへ向かいました。
坂の上にあるホテルの部屋は6畳と8畳の二間続きで
2人で泊まるには勿体無い程の広さでした。
そして到着が7時を過ぎていたので、すぐに夕食を
部屋に用意してくれたのですが、これが物凄い豪華。
前菜のお料理だけでもお腹いっぱいになりそうなのに、
鯛などのお造り、長崎名物卓袱料理、長崎名物の天ぷら…
そしてお櫃いっぱいのご飯。悪い事にごんぞう氏は
昨日のダメージが抜けきっておらず、胃腸が本調子では
ありません。なのでおかずは頑張って殆ど平らげたのですが
お櫃のご飯は3分の2くらい残してしまいました。
こういう時部屋食というのは気まずいもので、片づけに
来てくれた仲居さんに「すいません。すごく美味しかったけど
あんまり沢山なんで少し残しちゃいました」と謝りました。
すると「いえいえ、綺麗に食べて下さって…」と言われたので
きっと他のお客さんはもっと残しているのでしょうね。
確かに、私達やもっと若い人たちならいいでしょうが、
お年寄りや女性ばかりのグループなどには少し多すぎるのでは?
と、思えるほどの豪華さでした。


夕食の後、大浴場へ行ってみました。このホテルは部屋からも
ですが、お風呂からも綺麗な夜景が見えます。
露天風呂に浸かり、サウナを堪能して私は明日の事に思いを馳せました。
「どうか明日の軍艦島ツアーが無事遂行されますように…」


明日の事を思うと、興奮してなかなか寝付けない上に、
この日までは静かに眠ってくれていたごんぞう氏が何故か
この夜に限って物凄いいびきをかいてくれたので
私はちっとも眠れず、よほど隣の六畳間に布団を引きずって行って
そこで寝ようかなと思ったほどです。耳栓持ってくればよかった…。